アクセシビリティ：アクセシビリティウィザードについて

アクセシビリティウィザードは、作業中のサイトのアクセシビリティに関する問題を検出して修正するためのツールです。この記事では、エディタからサイトをスキャンし、訪問者や顧客のサイトエクスペリエンスを向上させるための手順について説明します。

アクセシビリティウィザードでサイトをスキャンすると、「検出された問題」タブと「手動のタスク」タブに結果が表示されます。

これらのタブの結果やタスクは、Web Content Accessibility Guidelines（WCAG）2.2 に基づいて表示されます。この文書は、World Wide Web Consortium（W3C）によって開発されたもので、ウェブアクセシビリティに関する国際標準について説明しています。（英語）

そのため、アクセシビリティウィザードでサイトをスキャンすると、現在のサイトのアクセシビリティを確認したり、改善に役立つ提案を確認することができます。

アクセシビリティウィザードが問題を検出すると、その内容が「検出された問題」タブに表示され、サイトレベルの問題と、ページレベルの問題に分けられます：

サイトレベルの問題とは、サイト全体に影響を及ぼす可能性のあるアクセシビリティの問題（例：サイトのメイン言語や DOM 順序など）のことを指します。ここに表示されるオプションを修正・改善すると、サイト全体のアクセシビリティをすばやく最適化することができます。

アクセシビリティウィザードには、サイトページ独自のドロップダウンメニューがあり、代替テキストや色のコントラストなど、特定のコンテンツや設定を改善できるようになっています。サイトに Wix ストアや Wix ブログなどのアプリをインストールしている場合は、それらのページもスキャンして改善案を提示してくれます。

「検出された問題」タブを使用すると、サイト全体のアクセシビリティを向上させ、すべての訪問者がストレスなく利用できるサイトエクスペリエンスを提供できるようになります。検出された問題に関する詳細はこちら

ウェブサイトでは、どのようなアクセシビリティの問題も重要です。「手動のタスク」タブには、アクセシビリティウィザードでは検出できない問題やタスクが表示されるため、これらを改善することで、サイトのあらゆる部分をカバーできるようになります。

このタブには、色の使用やブラウザズームなど、パーツや設定を調整するための詳細なヒントが表示されます。手動のタスクに関する詳細はこちら

タブに表示される各タスクを実行することで、訪問者のサイトエクスペリエンスが向上し、クライアントはよりビジネスを拡大しやすくなります。

Wix エディタサイトで、カスタムパーツやアプリケーションを利用している場合、またはアクセシビリティに関する高度な知識がある場合は、アクセシビリティウィザードで tabindex や ARIA 属性といった開発者向けの設定を表示・調整することができます。

アクセシビリティウィザードは、Wix エディタサイトのダッシュボードにある「アクセシビリティ」セクションに接続されています。このツールは、公開中のサイトの潜在的な問題をスキャンして警告を表示するため、サイトのアクセシビリティを継続的に改善することができます。